AD11 ディスペンサー レビュー
「・・・」
『トランスフォーマーロストエイジ』(原題:Transformers Age of Extinction)のムービーアドバンスドシリーズよりディセプティコンの一体、ディスペンサーを紹介していきます。
ディスペンサーは実写映画第1作目『トランスフォーマー』(原題:Transformers)のクライマックスに登場するディセプティコンです。主人公のサムが空気を読まずに入っていた車に轢かれかけ、転んだ時に”キューブ”(オールスパーク)から漏れたエネルギーからマウンテンデューの自動販売機が命を得て変形した姿です。「私の車がへこんだわ」どころの状況じゃねぇよBBA
1作目の玩具展開で販売されたペイロードの頭部を変更した所謂リデコ製品で、劇中とは全く異なるデザインですが『ロストエイジ』のムービーアドバンスシリーズで立体化されました。リデコ元のペイロードは現金輸送車でしたが、今回はディスペンサーとして出すにあたって自動販売機との間を取ってドリンク運搬車に変形します。
気になる方は 字幕版がAmazonビデオで配信されているので2:02:15あたりから見ていただければわかるかと。
※箱なしの中古品を購入したので、今回は適当英訳及びパッケージの紹介はなしです。
ロボットモード
表側
股間のボールジョイントが少し緩かったので立たせるためにバランスをとるのに少し苦労しました。
膝関節と足首は結構固めの関節です。
側面
後述するギミックの都合でバンパーが飛び出てます。そのせいか重心が後ろ寄り。
裏側
1作目の製品のリデコな為、肉抜きがほとんど見当たらず、しっかりとした作りになっています。最近は堂々と肉抜きしてますからね。
モンダイノトウブ
頭部です。1作目に登場するディスペンサーの特徴はある程度捉えているように思います。ただ、この頭部、結構問題があるんですよ・・・
実は逆向きに取り付けられた首パーツに頭部をヒンジで取り付けています。そのおかげで上下方向の可動が死んでいます。無理に動かそうとすると壊れるらしいです。また、ヒンジなので組みなおそうとしても金属の軸が抜けないので分解すらできません。
しかも頭部パーツが干渉して横方向の可動も十分にはできません。
ネットで修理の方法を検索しましたが、ハンダこてで軸を熱して取り出し、分解修理するという方法があるようですが、ハンダこてが頭部パーツや襟パーツに近づけるだけで熱によりパーツが少し融けてしまったので管理人は諦めました。
肩上のパネルの内部には精巧なディテールが!
リデコ元は現金輸送車ですが、ドリンク運搬車と解釈もできそうな換気扇やコードのディテールが配されています。
登場シーンで右手に装備していたドリンク型武器も付属。
銃口が1か所だけだったりと見た目が派手なだけの武器ですね(笑)
ビークルモードに変形する際に使用する腕のピンを利用して保持します。
アームズアップ!と取り付けるときに内心、叫んでいます(笑)
胸部のギミック
バンパーを押し込むことで・・・
胸部から大きなアームが飛び出します。
バネで展開しているので、アームが飛び出した状態での固定は不可能。ポーズの一つとして利用するには少し不便ですが、豪快なギミックでオートボットをどんどん挟んでいきたくなります。
(トランスフォーム!)
ビークルモード(ドリンク運搬車)
表側
マウンテンデュー(Mountain Dew)っぽいロゴが配されています。
ロゴにはMood wiplasH(直訳すると気分鞭打ち)と書かれていますが、元ネタはMood WhiplashというTF用の飲料らしいです。
裏側
上から
ペイロードから追加されたドリンク型武器はビークルモードで露出した変形に使うピンに取り付けます。
後ろから見ると穴だらけですね・・・
以下、適当ポーズ
すらっと立ってみて
無言で銃口を構えて・・・
腕のマニュピレータが変形して緑色のキャラクター・・・『プライム』版 ボケ バルクヘッドと要素が似てますね(笑)
※写真は『GO!』版ハンターバルクヘッドと
活躍してるシーンはほんの一瞬でしたが、それでも製品化してしまうのがトランスフォーマーの良い所!
以上、AD11 ディスペンサーでした。
頭部パーツの仕様は残念でしたが、大胆なギミックと肉抜き穴の少なさ、肘関節、膝関節、足首関節の適度な硬さが魅力的です。リデコ元のペイロードと比べ、顔もイケメンです。ムービー1作目の一瞬しか登場しなかったキャラクターでも8年の後に製品化してしまうトランスフォーマーの素晴らしさを体現しています。サムとキューブのフィギュアを持ってないので劇中の再現はできませんが、ロングアームやバンブルビー、バリケード等10年前に買っていたムービーアイテムを発掘したら絡めていきたくなるアイテムです。