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TRANSFORMERS GENERATIONS 30of30 #19 WINDBLADE レビュー


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When given the opportunity to join the AUTBOT cause,WINDBLADE jumped at the chance. The AUTBOTS were more than happy to welcome her to their ranks. Her near-telepathic link to the Titan METROPLEX is a remarkable power that holds untold potential.

(適当意訳:オートボット軍団に加わる機会を得たとき、ウインドブレードはそのチャンスに飛びついた。オートボットにとって彼女を迎えたことは願ってもない幸運だった。彼女はメトロプレックスとのコミュニケーション能力という計り知れない可能性を秘めた驚くべき才能を持つからだ。)

 

 

 

 ウインドブレードは2013年にトランスフォーマー30周年記念でハズブロ社が行った「Fun Built Bot」というファン投票企画で誕生したトランスフォーマーです。

彼女はカミナス星出身の剣士で、ボディーガードのクロミアとエンジニアのノーティカを引き連れて宇宙船サンダークラッシュ号の乗組員になりますが、その過程で出会ったアルファートリンの導きでメトロフレックスと出会います。彼女にはメトロフレックスを始めとしたタイタン族と意思疎通ができる能力が備わっており、他のサイバトロン戦士からは特別視されているようです。役職はその能力が由来となって”シティースピーカー”。(※メトロフレックスはサイバトロンシティに変形しているため。)

IDW版のアメコミやアニメ『TRANSFORMERS COMBINER WARS』の主人公として活躍しています。アニメ『COMBINER WARS』Season1最終話ではメトロフレックスと呼応した彼女がサイバトロン星のサイバトロンシティとして眠りについていたメトロフレックスの腕を起動させ、戦いを終結に導いていました。

日本では「トランスフォーマーレジェンズ」として販売されましたが、「レジェンズ」の設定では『2010』に登場したニジカの妹として登場しています。

 

 なお、『トランスフォーマーアドベンチャー』に登場するウインドブレードとは別人ということになっているようです。しかし、こちらのウインドブレードもプライマスの御告げからチームバンブルビーがやってくるより先に地球にやってきて眠りについていたりと特別な能力を持っていることが伺えます。

 

 

 

パッケージ
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表側

ウインドブレードが表紙に描かれたコミックが付属します。
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 裏側

テックスペックが掲載されています。特殊能力”シティースピーカー”の影響でSkillは10段階中9という高ランク。何気にオートボットに加わったばかりでRankが8だったりと能力の特異さから特別視されていることがわかります。

 

 

付属コミック
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おなじみIDW社製コミック。

「Dark Cybertron」第8話が収録。
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The dead universeのパートではMTME版ロディマス(ロストライド号の船長の方)が登場していました。

 

 

ロボットモード
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表側
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裏側

オートボットでは少数派な航空機型で剣士でさらに特殊能力持ちという設定盛りまくりの娘。

腕は上腕でロール可動。肩アーマーはバンダイ装着変身のような処理になっているので腕を動かすとそのまま腕と一緒に動いてしまいます。

肘と膝は90度可動。

手首は別パーツで回すことができます。

腰は稼働しませんが、股関節はボールジョイント接続(管理人の物は個体差か、緩いので立たせることが難しいです)。股下で太腿がロール可動できますが、太腿が干渉してあまり動きません。

羽は胸と腕の間に挟んである軸で縦方向の角度調整が可能。また、羽の根元で横方向に回転可能で、ヒンジ関節で羽の向きが調整できます。

脚はハイヒールで美脚ですが、接地性はよくありません。


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武器のKATANA。一見メイスのように見えますが(鉄血脳)、鞘の中に刀が入ってます。鞘の中に刀身が収められており、引き抜くことができます。
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鞘から刀身を抜刀!(購入時に固着していてすこし抜くのが大変でした(;´・ω・))
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KATANAは柄が短いので基本的に片手持ちのようです(左手の小指、薬指で柄を握る剣道の感覚で考えるとちょっと違和感があります)。
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KATANAの刀身はクリアパーツ成型。

柄はクリアパーツの上にブラックで塗装されています。日本刀を意識しているのか反りや切先といった日本刀の要素を盛り込んでいます。刃先のあたりからグラデーション塗装されているところが綺麗。

塗装されたパーツなので長時間鞘の中に入れていると固着して抜くときに塗装が剝がれてしまう可能性があるので管理には注意が必要。


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 後頭部に取り付けられた扇も取り外し可能。扇もクリアパーツで成型。片面だけ塗装してあるので奥行きを感じます。

 

 

トランスフォーム!

 


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ギゴガゴギ 

 

 

ビークルモード
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キャノピーはクリアパーツ。コクピットのディテールまでは彫り込まれていません(笑)

着陸脚は機首下のみ展開可能。機首下に別売りのスタンド用の穴が開いており、そちらを使用する場合は着陸脚を収納する必要があります。

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上から。

脚のパーツがそのままボディパーツとして残ってしまっているところが気になってしまいます。
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ビークルモード時のスタンド穴は機首下

魂ステージやdi‐STAGEのような可動式のスタンドでないとバランスが取れず飾ることができません。
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KATANAも期待下部に取り付け可能。
取り付けると離陸が難しくなりそうな気がする



以下、ポーズ集
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脇構え(無理やり)

腕の可動が上腕のロールと肘と手首だけなので両手持ちはちと厳しい感じです。
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「The name's WINDBLADE.I'm in charge.」

「In charge of what,exactly?」

「Keeping METROPLEX alive」

 付属コミックの1シーンより。

 

伝説のタイタン族とコンタクトがとれる”シティースピーカー”持ちはは彼女だけらしいです。(メトロフレックスの相棒のスキャンパーは何処へ・・・)


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同じ「GENERATIONS」で発売されたスカイシャドウ(『アドベンチャー』版)とビークルモード比較。

キャノピーやボディの色が結構似ていて兄弟機の雰囲気があるように見えます(笑)


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 ウーマンサイバトロン三人娘(左からクロミア、ウインドブレード、アーシー)

一人だけ海外版ですが、2016年2月の三人娘をそろえることが出来ました。海外では

2015年のサンディエゴコミコンで”コンバイナーハンターズ”としてリカラー版が限定発売された3人でもあります。リリースされる時期も国内外で近いのでまとめられるのでしょう。


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クロミアの銃を持たせてみて。

KATANAのイメージが強いですが、銃も意外と似合います。


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武器を片手に滑空!

ロボットモード時はスタンドとの相性がそれなりなので飛行を意識したポージングが捗ります。

 
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KATANAを片手に突っ込んでくる!

 

以上、「TRANSFORMERS GENERATIONS」よりWINDBLADEでした。2015年の製品で『プライム』でのコストカットによる肉抜き穴の増加の影響をもろに受けており、『プライム』で見られた連動して変形する部分がなく、変形させてもかっちりとパーツが嚙み合うわけではないという変形玩具としては少し微妙な感じ。『BW』期から多用されてきたボールジョイントの使用箇所が少ない反面、関節は肘や膝がヒンジで止めているだけなので強度に不安が残ります。そのうえ、ロボットモード背中に機種を背負うので重心がただでさえ後ろに傾くのにハイヒールの踵部分の接地面積が少ないため、倒れやすいとうアクションフィギュアとしても微妙さがぬぐえません。しかし、羽の他関節化や武器のギミックの充実や細かい顔の塗装など良い部分もいくつか見られ、デザインが好きなら手に取ってみる価値はあると思います。

レジェンズ」2016年2月三人娘を全員そろえてしまう日が来るとは・・・米Amazonで$20程度で売っていたのが決め手となりました。ウインドブレードという少し変わった設定のキャラクターに興味がありましたし、武器のギミックが単純ですが心に響いたので購入できる機会を伺っていました。玩具としては微妙と言いましたが、『G1』シリーズにおけるウインドブレードの唯一の玩具であり、現在の決定版としては申し分ないと思います。

 

 

国内での「GENERATIONS」版の値段も結構落ち着いてきたようですね。ただ、相変わらず「レジェンズ」版が高い・・・

『アドベンチャー』版は金型が全く異なるようですが、こちらの方がヨドバシなどの大手電機店でも在庫を見かけたりしているので比較的入手は容易なのかもしれません。