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このブログは管理人の興味の赴くままに適当に書いていくものです。過度な期待はしないでください。

『劇場版ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール-』感想

 

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劇場版 ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール-』遅ればせながら観てきました!といっても先週の日曜日になんですが(笑)

  

ネタバレは少なめです。

 

『SAO』原作者、川原礫氏の書き下ろしによる完全新作ストーリーで描かれる『劇場版 ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール-』。時間軸は≪マザーズ・ロザリオ≫編から2週間後の東京が舞台。キリトは≪SAO≫帰還者のみんなに誘われてAR(拡張現実)型情報端末≪オーグマー≫を使ったARゲーム≪オーディナル・スケール≫に参加する。あまり乗り気ではないキリトだったが、ARアイドルのユナ、ランク2位の剣士エイジとの出会いを経て、このゲームに隠された陰謀に気付く。(劇場パンフレット9ページより引用)

 

今回の劇場版、なんと時系列がマザーズ・ロザリオ編とアリシゼーション編の間なんですよ!!!

ということで(アリシゼーション編はマザーズ・ロザリオ編から半年後のお話です。)、気になって仕方のなかったのとLiSAさんのMステでのパフォーマンスを見て勢い、そして何よりも原作者の川原礫先生と監督の伊藤智彦さんの共同脚本ということでSAOに電撃文庫版から入った者としてかなり興味をそそられました。(AWを貸してとお願いしたときにこれも一緒に読め!と渡してくれた友人に本当に感謝です。)

 

ソードアート・オンライン〈7〉マザーズ・ロザリオ (電撃文庫)

ソードアート・オンライン〈7〉マザーズ・ロザリオ (電撃文庫)

 

2週間前のマザーズ・ロザリオ編というのは主人公のキリトがほぼほぼ空気な断章の一つです。ヒロインのアスナがユウキという剣士に出会ってそして・・・って感じの物語ですが、『SAO』シリーズの中でも指折りの名編の一つです。

 

ちょっとネタバレ気味ですが、『オーディナル・スケール』をこれから観に行くという方は是非、アニメ版でもいいのでアインクラッド編とマザーズ・ロザリオ編をおさらいしてから行くことをオススメします。

何といってもこの映画、タイトルの通りソードアート・オンラインに生きた者達の物語の延長線上にあるんですよ!!!

ですのでアインクラッド編はおさらいしていってほしいです。そして何故マザーズ・ロザリオ編を推すのかというと悠木碧さん演じるユウキの素晴らしさを味わってほしいというのもありますが、映画のクライマックスでの”ある演出”に涙した管理人に共感してほしいなと思っているからです。 

 

 

今回の舞台となるARゲーム、オーディナル・スケール一言で言えばソードアート・オンライン』版 ブレイン・バースト という印象を受けました。原作者が同じで尚且つ『アクセル・ワールド』は『SAO』の20年後の2046年が舞台なので、リアルワールドの街並みがゲームの世界へと変化してプレイヤーが競い合い、ランキングの頂点を目指すというあの物語へのミッシングリンクにもなったかなと思いました。(他にもBICというワードとかも出てきたりはしてますが・・・)

 

序盤についてはキリトが乗り気ではなく世界観とオーディナル・スケールのゲームを描くところに力が回っており、物語の進みもゆっくりな印象を受けました。

その中でもこの劇場版全体を通して感じたこととして、

キリト達SAO帰還者のリアルワールドでの日常が描かれるという点では、今までのどの作品よりもウェイトが大きかったように感じます。

・喫茶店で駄弁るキリト、アスナシリカ、リズ

・ショッピングモールでシリカにいたずらを仕掛けるリズ

・カラオケで同席しているアスナシリカ、リズ、シノン

等々・・・

個人的にはシノンエギルの喫茶店以外でも他のヒロインたちとの付き合いがあることを見れたので満足しました。

 

 

アスナシリカを庇ってHPを全損してしまったあたりから物語の流れが徐々に”隠された陰謀”の方向へと寄って言った感じです。

キリトが東都工業大学の重村研究室を訪れるのは原作第18巻でのキリトの進路選択を裏付けするという所において大きい役割があったとおもいます。おそらく、オーディナル・スケール事件の後に ラース東工大との関係が生まれたことでキリトとしては将来の進路への一番の近道になったのではないでしょうか。

 

”隠された陰謀”からシリカやリズ、エギル達を守るために一人戦いに赴くキリトに相棒として付き添おうとするシノンのシーンが個人的にはグッときました。

「私はSAO帰還者じゃないでしょ」っていうニュアンスの台詞を言うシノンの頼れる相棒感が半端なかった。ファントム・バレット編も是非是氏おすすめですよ!!!原作だとたった2冊しかありませんが・・・個人的にファントム・バレット編はアニメより原作の方をお勧めします。

(その後の自販機ドンドンにちょっと引くシノンが可愛かった!!!)

 

そして終盤、ユナのライブ会場で決闘するキリトとエイジに始まり、新国立競技場で暴れまわるSAOのボスエネミー、アインクラッド100層に突入して戦うキリト、シリカ、リズ、エギルシノン・・・

そして、SAOに関するすべてを失ったアスナに残された剣技・・・

 

クライマックスは息をつく暇もない激しい戦いの連続で梶浦由記さんの劇伴も併せて物凄い盛り上がり方です。何気に今回のヒロインのユナが歌う曲の作詞作曲も梶浦さんが担当されている曲がありますが・・・Kalafina感がとても強い!神田沙也加さんが歌っているのになぜかKalafinaっぽく聞こえてくるっていうか『Fate/Zero』の某OPに聞こえて仕方がない・・・ 

 

そんな感じで結構ぼかして感想を書かせていただきましたが、管理人としては緊張感あり、涙あり、笑いありと胸を燃やしながら楽しむことが出来ました。

機会があればもう1回見に行きたいなと思う映画でした。

 

 SAO19巻とプログレッシブ3巻~4巻もいい加減読まないと・・・

積み本は罪ですよ。