『平成ジェネレーションズ』感想
『仮面ライダー 平成ジェネレーションズ Dr.パックマン 対 エグゼイド&ゴーストwithレジェンドライダー』を観てきました。
坂本アクション全開!!!
山本千尋さんのアクション力入ってましたねぇ~
脚をアップにしつつチャンバラアクションをやってのける。格好良かったです。
全体的に生身アクションが多いんですが、『アルティメイタム』より無理のないシナリオ上の生身アクションの導入で興奮が止まりませんでした!!!
YouTubeのtvasahiチャンネルで公開されている動画では3人ライダーのトークが視聴できます!
管理人はこれを見てから期待感に胸を膨らませて劇場へと足を運びました。
さて、ストーリーですが、管理人の印象では
『平成ジェネレーションズ』は『エグゼイド』本編とリンクしていると思われます。
時系列的には第10話直後あたりかと。
管理人の脳内補完というか妄想では
飛彩はグラファイトへの敵討ちを終えて少しデレたように感じました。
・患者の監視を申し出る。
・永夢にカイガンゴーストガシャットを届ける役目を果たす。
・マコト兄ちゃんとアラン様の治療を自分の快復よりも優先する。
大我や貴利矢も何だかんだ言いながら飛彩、マコト、アランと共闘していたので”チーム医療”の恩恵なのかもしれません。
その貴利矢もこの時点では永夢の適合手術に関する謎を解けていない様子。
ポッピーに自らの疑念を吐露します。
↓ネタバレあり感想(ちょっとだけ)
冒頭で襲撃される幻夢コーポレーション。
仮面ライダー芸人の棚橋さんが演じる来瀬が天井に向かって発砲するシーンは坂本監督の『AtoZ 運命のガイアメモリ』をオマージュしたものだと思います。←発砲して脅すシーンの王道ですね(笑)
警備からの連絡を受け社長室でプロトガジェットを保護しようとする黎斗ですが、一足遅く白衣の一団に取り囲まれます。
「あなたは、現世にはよみがえってはならない存在」(棒)
Dr.パックマンの姿を見て正体に気が付いた黎斗。しかし、何とも言えない棒読みが緊迫感を削いでいます。が、・・・実は黎斗の掌の上でDr.パックマン率いるネクストゲノム研究所のメンバーが踊らされていたとは誰が思おうか?
黎斗はプロトガシャット10本(ゲンムの変身用がシャットであるプロトマイティアクションXも!)とガシャコンバグヴァイザーを盗まれてしまいます。
幻夢コーポレーションを取り囲む警官隊。しかし、プロトゲキトツロボッツで来瀬が変身したロボルバグスターにより警官隊は壊滅。
ゲームエフェクトでうまくぼかされていましたが、とまりんの台詞から察するに相当の犠牲者が出たようです。
一方、世間ではパズルゲーム「ハテサテパズル」が流行中。永夢が第一話で救った勇樹少年もプレイしていました。
高校生に戻ったタケルもようやく手に入れた生と平和を謳歌してましたが・・・
「不可思議現象発生ですぞ!!!」
幕張メッセを中心にパックマンウイルスが暴れまわり、感染した市民が高熱を訴える事案が発生。
CRから緊急出動し、現場に急行する永夢。そこで永夢は以前共に戦った仮面ライダーのベルトを巻いた青年を見かけて・・・
今年も一部構成の冬映画となりましたが、同じく一部構成だった昨年より自然な流れで新旧ヒーローの出会い(再会)を演出できていたと思います。『ゴースト』最終回(特別篇)も踏まえた内容で、お互いに素顔を見せずに別れていたことを上手く利用した再会に仕上がっていました。
タイトルの入り方が素晴らしかったです。
冒頭でタケルはパックマンウイルス に感染してゴーストへの変身能力を失ってしまいますが、高熱といった症状が出ていません。
パックマンの設定を活かしたゴースト変身不能のプロセスは納得ができる展開でした。
ゴーストに変身できないためタケル君の生身アクションもその分増えます。
そして、前作『MOVIE大戦ジェネシス』の流れを受けて警視庁に赴くタケル君は、パックマンウイルス事件で大慌ての捜査一課で元ドライブ、泊進ノ介に相談を持ち掛けますが、とまりんの持っていた資料映像が・・・ネクストゲノム研究所の事故なわけです。そして…
ネクストゲノム研究所で6年前に行われていたオペは”初のゲーム病患者”からバグスターウイルスを切除する手術。そこで横たわっていたのは〇〇〇〇ですが、彼の体から人型のバグスターウイルスが生まれて・・・
事件が再び発生し「俺も行く」というとまりんに対して
「泊さんはライダーに変身できないからここにいてください。あとは僕たちで何とかします。」
というタケル。
ちょっとまって・・・
アンタ変身能力失ってるよねぇ!!!!!!?
自分のこと棚に上げすぎィ
確かに『ジェネシス』では不可思議現象の解決をタケルに託していたとまりんですが、「ライダーに変身できない」という部分に少しショックを感じていました。
スペクター、ネクロム、ブレイブ、スナイプ、レーザーの共闘は中盤でした。
そして、まさかの中盤でCGバトル!
パックマンvsゴースト エグゼイド魂&エグゼイド ゴーストゲーマー
タケル君がどのようにして変身能力を取り戻すのか?そして、予告編でもあった永夢の叫びは何が原因だったのか?
なにげにカイガンゴーストガシャットの開発もビックリの展開でした。
そこは劇場で是非お楽しみくださいませ。
限定版パンフレット(DVD付)も購入!
中身は通常版とほとんど変わりないです。
パンフレットの各ライダー(ウィザード、鎧武、ドライブ)の紹介ページでは歴代MOVIE大戦の紹介が載っていました。感動!
とにかく中盤まででも面白かった!
ツッコミどころも多いですが、『トランスフォーマー』みたいなもんです。テンポが速いから不満は全くない!
坂本監督の演出も丁寧かつダイナミックで見ごたえがあります。
中盤でものすごい満足度なのにレジェンドライダーが集結するクライマックスまでの流れが腹十分目くらいの満足感を生みます。
クライマックスは本当に良い画ばかりなので劇場で迷っているなら見た方がいいと思いました!!!
ガシャコンバグヴァイザーはTVシリーズの幹部&劇場版敵の武器+仮面ライダーゲンムの 新たな変身ベルト と大活躍。
そろそろ購入しようか検討中です。
何だかんだで今回のプロトガシャットで変身するバグスターはドラルバグスターが優遇されている印象。
変身回数は
ロボルバグスター→2回
ギリルバグスター→2回
ドラルバグスター→3回
だったと思います。
ロボルは”ロボ”だけにドライブが、ギリルは”チャンバラ”だけに鎧武、ドラルは”ドラゴン”だけにウィザードと対戦カードのチョイスのおかげで見どころがありました。
ゴーストはハテナバグスター、エグゼイドはゲノムスとバトルでした。
以下、終盤のネタバレ少々
ネクストゲノム研究所を取り囲む警官隊ですが、突如現れた魔法陣が彼らを転移させます。
「あんたたちの計画に希望を見てな」
指輪の魔法使いはネクストゲノム研究所の門番になることを申し出ますが・・・
ゲストキャラであり患者の東吾を救えなかった永夢。
あの飛彩や大我がボロボロになりながら治療を行っている!姿と対照的に永夢は無力さに苦しめられます。
迷いを振り払った永夢が立ち上がり、タケルと拳をぶつけ合うシーンがかなり燃えました。
永夢が立ち上がるシーンで「EXCITE」が流れるのは本当に反則!!!格好良すぎる!!!!
晴人の助けでネクストゲノム研究所に突入する永夢&タケル
「変身できなくても俺は仮面ライダードライブだ!」
さらに、進ノ介も単身突入します。
生身アクションはとにかく素晴らしいの一言。あの鮮やかさは美です。
そして・・・
「オレンジアームズ!花道・オンステージ!!!」
「ほらよ」
ベルトさんとまさかの再開を果たす進ノ介。
神様すげえええええええ!と観客は誰もが思ったに違いありません。
鎧武の声は管理人の主観では代役+一部『鎧武』本編のライブラリだったように思います。
ライブラリだと明らかに感じる台詞以外の声は佐野岳さんの声にしては少しトーンが高いように感じました。
あと叫びまくり(笑)
全てライブラリからの使用だったとしたら声を少し加工している可能性があります。
ウィザード→鎧武→ドライブの主題歌&フォームチェンジラッシュはやはり坂本監督の真骨頂。『MEGA MAX』の続きを5年ぶりに見ることができて胸が熱くなりました。
鎧武 カチドキアームズは実は『MOVIE大戦』シリーズ初登場!
「ぜってぇ許さねぇ!」アームズの代名詞の通り「ぜってぇ許さねぇ!」でキメてくれました(笑)
ゲノムス & ロボルバグスター VS エグゼイド & ゴースト
ロボルバグスターは超強敵!
ゴーストは
ムサシ魂→エジソン魂→闘魂ブースト魂→(変身解除)→グレイトフル魂→(変身解除)→ムゲン魂
とグレイトフル魂でベルトが違う設定を活かしていつもと一味違うフォームチェンジラッシュを行います。
しかし、あのムゲン魂でもダメージで強制変身解除してしまうほどの強敵!
タケル君が弱っていることも原因ですが、ロボルバグスターの圧倒的なパワーをフォームチェンジラッシュで表現してしまうのも脱帽です。
タケル君の世界を守るという思いに「国を守る」という思いを重ねたノブナガゴースト眼魂が織田信長、豊臣秀吉、徳川家康の三人の魂を融合させた
テンカトウイツゴースト眼魂
を誕生させます。
初登場補正もありますが、
15人の偉人の力<3人の天下人(うち一人偉人)の力
ってのは・・・それを言い出したら野暮ですが(´・ω・`)
また、アカリやマコト、アランを始めとした病人&怪我人を始めとしたゴーストゴーストチーム+ポッピーが決戦の地へ応援に病院から徒歩で移動します。
いつもの『ゴースト』感が出ていて実家のような安心感すら感じました。
ゴーストの皆で集まって戦うって感じは嫌いじゃないです。
そして唐突にゲノムスから明かされる真実!
やはりというか永夢の正体は バグスターウイルスの最初の感染者でしたね。
ネクストゲノム研究所で6年前に手術を受けていたのは
宝生永夢
でした。
永夢の体から生まれたバグスターが研究所の4人のドクターを「ゲームの世界の住人」へと変化させたということを考えると
なぜ永夢だけ無事だったのか?
6年前の手術の履歴は何故残っていなかったのか?
という疑問が残ります。
前者は変身をする際に永夢の人格が切り替わるのにも影響があるのかもしれません。
後者はやはり怪しいのが衛生省。ゲーム病をもみ消そうとしていますが、真なる目的があっての情報統制を行っていることを疑いたくなります。
変身解除した永夢のゲーマドライバーにマイティアクションXとプロトマイティアクションXを強引に♂差し込むゲノムス。
二つのガシャットの力に浸食され苦しむ永夢
永夢の意識が落ちて・・・
マイティブラザーズアクションXXガシャットが奇跡の誕生!!!
仮面ライダーエグゼイド ダブルアクションゲーマー レベルXX R
仮面ライダーエグゼイド ダブルアクションゲーマー レベルXX L
への変身を遂げました。
何気に肩にレベル1頭部が分割して配置されており、二人で一つのレベル1頭部を形作っているところが面白いデザイン。
何気に武器も2スロットから3スロットに変化しています。
どうやらレベルについているXは10のことのようでXXなのでレベル20相当なようです。
最後は二人で
「ライダーキック!」
「ライダーキック!」
坂本組のライダー劇場作品では珍しい実写バトル〆でした。←中盤のCGバトルもあったのでダブルでおいしい!!!
永夢は戦いの記憶が残ってないようですし、マイティブラザーズアクションXXガシャットはマイティアクションXガシャットとプロトマイティアクションXガシャットが必要な為、黎斗の手に返してしまった以上、これからTV本編に登場するかというと怪しいです。
ですが、『フォーゼ』でのロケットステイツのようにTV画面に復活してほしいと思いました。→そのくらいインパクトのある映画限定フォームだった。
戦いが終わって・・・
突然倒れて脈のない天空時タケル。
いつもの『ゴースト』ポイントの一つ。死ぬ死ぬ詐欺。ですが、
死から蘇ったライダーを死なせない研修医。死ぬ死ぬ詐欺ではあるけれど、熱い急展開でした。
胸部圧迫法にしては永夢の腕の角度が斜めすぎるのと、胸部圧迫法よりAEDの方が・・・とか突っ込みたくなる管理人(笑)
EDは注目!
ライダー達のその後が鎧武含めて!!!描かれています!
「ちょっとだけ」「少々」というのは嘘だ(結果的に)
やっぱりガッツリネタバレ込みで語ってしまったOrz
とにかく
ライダー集結→一斉変身→フォームチェンジラッシュ→強敵→パワーアップ
のコンボは反則的なまでに好きなんですよ!
絶対Blu-rayが発売したら購入してやります!
管理人の中では『MOVIE大戦MEGA MAX』が冬映画で一番と思っていますが、『平成ジェネレーションズ』はそれに匹敵するくらいテンポと画が素敵な映画でした。
願わくばディレクターズカット版で鎧武の声を佐野岳さんの新録で吹き替えて欲しい・・・
そしてTVシリーズ『仮面ライダーエグゼイド』第11話も期待大です!!!
シャカリキスポーツ以外のすべてのガシャットのゲームをクリアした4人のドクター達は次の段階へ進むことに
黎斗は”黒いエグゼイド”をウイルスをまき散らす犯人と扇動するようですが、予告編では正体がばれそうな予感が!!!
ゲンムの新たなガシャットとバグヴァイザー第3のモードも登場するようなので、おそらくは『平成ジェネレーションズ』の後日談だとは思いますが、繋がりとかも描写されるか期待しながら日曜日を迎えたいです。
今回の一件で得をしていたのは・・・パズルやパックマンといった新たなゲームウイルスのデータを手に入れた黎斗達バグスターでした。そして、それらのゲームウイルスは新たなライダーガシャットへと姿を変えて・・・。
パズルゲーマー登場の布石ですね。
終了後に『ジュウオウジャーvsニンニンジャー』の告知と「2017 超スーパーヒーローイヤー」の開催が告知されました。
春映画をまたやるのでしょうけど・・・春映画をそろそろ終わりにしてもバチは当たらないんじゃないかな?