AM11 偵察員 アーシー レビュー
「そろそろお母さんに私たちのことを話した方がいいと思うの///」
「超ロボット生命体 トランスフォーマープライム」よりオートボットの偵察員アーシーをレビュー
アーシーは「超ロボット生命体トランスフォーマープライム」に登場するオートボットの戦士(紅一点)で、本作のある意味ヒロインです。仲間のことを思いやる優しい心とどんな状況でも仲間を助けようとする行動力と大胆さを持った勇敢な戦士です。
劇中での彼女の運命は苦難の連続で、弟分のバンブルビーはメガトロンによって声を奪われてしまっていたり、Season1の第1話では親しいパートナーのクリフジャンパーをスタースクリームに殺されてしまい、第2話ではダークエネルゴンによってゾンビと化したクリフと再会。彼を助けることができなかったことにショックを受けます。
第12話ではかつてのパートナーだったテイルゲートを拷問の末に自分の前で殺したエアラクニッドが地球へ飛来。エアラクニッドへの激しい復讐心を燃やします。さらに、ディセプティコンを抜け出したスタースクリームを逮捕した際にスタースクリームがクリフを殺したことが判明。激しい復讐心から決闘を挑みますが、スタースクリームの巧妙なトリックで逆に傷を負わされ逃げられてしまいます。
復讐に囚われる彼女を心配したオプティマスに諭されたことと、地球人のジャックとの出会いが彼女を成長させていきます。アーシーとジャックの関係を見ているとまさに嫁と主人の関係!第17話のジャックの母、ジューンとアーシーの嫁姑戦争は見ている方がヒヤヒヤしました。
第52話(日本版最終回)ではネメシスの攻撃で崩壊するオートボット基地をジャックと共に脱出しますが、「BEAST HUNTERS」第54話でジャックと共にウルトラマグナスと合流。その後もオートボットの一員として最後までディセプティコンと戦います。最終回の第64話では終戦後サイバトロン星に帰還することになり、ジャックとの別れの時を迎えますが・・・
日本版での声優は伊藤静御前。(ルヴィアさんやコトナさんの中の人です。)
姉御らしさと可愛らしさを併せ持つ反則的なキャラクターです。
パッケージ
表側
アーシーのイラストは「超ロボット生命体 トランスフォーマープライム」のOPやEDで使用されているイラストと同じものです。
裏側
別売のアームズマイクロンとのアームズアップ例が載っています。
使用しているジョイントの位置やアームズマイクロン自体の大きさのせいもあってゴテゴテして見えます。
ロボットモード
堪らなくスタイルがいいです。ボン!キュ!ボン!となっているので「00P」のヒクサー君あたりが喜びそう(笑)→金型流用の「BEAST HUNTERS」版アーシーをリペイントしたBOTCON2014のフレイムウォーはそのけしからん胸部をコミック内で震わせています!胸が揺れるトランスフォーマーですよ!奥さん!
つまりアーシー姉さんも揺れてもおかしくないよね?(確信)
足裏の後輪の処理と腰下を動かすと同時に頭部がせり上がるギミックが秀逸です。
太腿裏の肉抜き穴が目立ってますが、金型を流用した「トランスフォーマーレジェンズ」のクロミアでは太腿裏にカバーがついてます。
AM版ではピンクの成型色のマイクロンジョイントがウイングに増設。
色的に設定にはない色なので評価のわかれるところ。
ビークルモード
「押してくれてありがとジャック。優しいのね///」
まったくけしからんボディをしています。ジャックが惚れ込んだのもわかります。
劇中ではジャックが乗るとき以外は女性ライダーをシートに投影して走行しています。
他の角度から
シールを貼らなくてもこの美しさ!
ヒップ
とにかく造形が美しい!曲線美!
メーター類も造形されています。
ネーミングについてはエアラクニッドのレビューで触れましたが、オートボット側の戦士なので
アーシー(Arcee)の頭三文字をとってArc→アルク
という感じ。真祖の姫とは全く関係ありません(中の人的にはむしろ蜘蛛姉さんorジャックの姑)
ネーミングの規則性とエアラクニッドちゃんの美しさを知りたいアナタはエアラクニッドちゃんのレビューもよければどうぞ。
ロボットモード
前方から
G1アーシーを意識したピンク色です。声優はアーシーと同じく伊藤静御前。
顔の形状はハート形で、つま先が丸かったり、アーシー譲りの胸部ディテールがあったりと女性型であることが一目でわかります。
ウェポンモード
「PRIME Robots in Disgaise」版に付属していたアーシーブレードに似た形状の武器に変形。向こうは青に対し、こちらはピンクなので青いボディのアーシーからは浮いて見えます。また、アーシーブレードは2枚付属するのに対し、こちらは1体。アーシーがアームズアップで銃を使うシーンもある為か銃口も造形されています。
「アームズアップ!」
アーシーブレード似の厳つい武器を振り回すのでしょう・・・(筋肉痛になりそう)
肩のジョイントにも取り付け可能。
アーシーブレード取り付け用の前輪マイクロンジョイントにも取り付け可能。アルクはギリギリ引きずられません。
「Scrap!(最悪!)」
宿敵エアラクニッドちゃんと「さぁ対決だぁ!」
本編ではエアラクニッドと決着をつけることは叶いませんでした。
「Scattered to winds…」
最後は管理人のお気に入りシーンで〆。
「BEAST HUNTERS」(Season3)第54話「Scattered」より夕日の向日葵畑でジャックと散り散りになった仲間との再会を誓うシーン。
このシーンは作画クオリティの高い「TRANSFORMERS PRIME」では珍しい作画崩壊のシーンとしても有名だったりします。(※ジャックとアーシーの横からのカットでアーシー背中のウイングが描き忘れられている)
以上、AM11 アーシーでした。ファーストエディション版が欲しかった管理人ですが、あまりに高騰した値段を出すほど懐事情は良くないので、たまたま出会ったAM版を購入。思いのほか変形が凝ってて変形が楽しい!そしてビークルモードの造形が美しい!シール多用のAMシリーズの評判を聞いて敬遠していたAMシリーズでしたが、アーシーを購入してその考え方が大きく変わりました。シール多用で塗装は少なめですが、それを差し引いても納得のいく造形と変形が管理人のハートを打ち抜きました。また、ゾイドブロックスの流れをくむアームズマイクロンも組み立ての過程が楽しくなかなかプレイバリューの高いアイテムだと感じました。
プライム版アーシー進化の系譜
ファーストエディション→AM版→ハンター→クロミア
※FE版のみ金型が全く異なります。