AM18 エアラクニッド レビュー
「いいこと教えてあげる。昔は蜘蛛女はヒロインだったのよ!知ってた?ねぇ知ってた?」
(柚姐愛してる)
「超ロボット生命体 トランスフォーマー プライム」よりディセプティコンの追跡者 エアラクニッド(ちゃん)をレビュー
エアラクニッドは「超ロボット生命体 トランスフォーマー プライム」のseason1の第12話 Predatory(怪虫変形!クモ女の森)から登場するディセプティコンの戦士で、サイバトロン星が戦火により滅亡した大戦の後、宇宙中の頭部を収集する趣味のためディセプティコンを抜け出し、地球へ人間を収集するためにやってきました。ところが、地球にはかつてエアラクニッドにパートナーであったテイルゲートを殺され復讐の機会をうかがっていたアーシーがおり、宇宙船が不時着した森でエアラクニッドはアーシーと再会。さらには、彼女の”コレクション”を宇宙船ごとアーシーの新たなパートナーの地球人、ジャックにより破壊され、エアラクニッドとアーシーの因縁は深まるのでした。
その後もメックを利用してアーシーとジャックに復讐しようとしたり(第17話)もしますが、第18話でウォーブレークダウンがネメシスへ彼女を連れ帰り、その後はディセプティコンのメンバーとして復帰。一時はスタースクリームの脱退により中心メンバーまで上り詰めますが、ガイアユニクロンとの戦いのためにディセプティコンを一時的に脱退したメガトロンに代わってリーダーになろうとしますが(ニューリーダー病)、サウンドウエーブにより阻止され、そのことを知ったメガトロンにドレッドウイングとウォーブレークダウンを差し向けられ殺害されそうになります。ところが、逆にウォーブレークダウンを殺害し(ビビデバビデブー)再びディセプティコンを離脱します。
その後、地球に眠っていたインセクティコンの卵を発見し、暗示により軍団を手に入れますが、アーシーとの宿命の対決でポットに閉じ込められ強制的にコールドスリープ。オートボット基地で保管されます。
season2終盤でネメシスによりオートボット基地が陥落した際に、アイアコンの遺産とともにディセプティコンに回収されますが、season3の第60話のネメシス内のバイオハザードで眠りから覚め、ゾンビと化したサイラスブレークダウンに襲われますが、再び殺害。インセクティコンを再び配下に置き、メガトロンを倒してディセプティコンを手に入れようとしますが、サウンドウェーブのグランドブリッジでサイバトロン星にインセクティコンごと移送され、襲われた際に負った傷からゾンビになっていることが判明。惨たらしい最期を迎えました。
日本版では、「ビーストウォーズ」シリーズのブラックウィドー、「トランスフォーマーアニメイテッド」のブラックアラクニア等、歴代蜘蛛女を演じてきた柚木涼香さんが吹き替えを担当し、恐ろしい勢いでアドリブを連発しエアラクニッド玩具の販促を行いました。
「あ、どうも~エアラクニッドちゃんだよ💛アタシ、ステルスヘリにトランスフォームしちゃうんだゾ~お母さんのいうこと聞かない悪い子はアタシがネバネバ攻撃しちゃうんだからねっ!ところで~オートボットのアーシーって娘、若くてスタイルいいからって調子乗っててムカツクゥ↑今日こそボッコボッコにしてやるッシャ!」(第18話より)
「は~↑い、地下に参りま~す。地下一階はトランスフォーマーの売り場で御座います。ごゆっくりお買い物をお楽しみください。っていうか買ってください!お願いしま~す☆特に~エアラクニッドちゃんがオススメッシャよ~あ、出ちゃう💛ドーン!」(第18話より)
※柚木涼香さんは「MELTY BLOOD」や「カーニバル ファンタズム」で「月姫」のヒロイン、アルクェイドを演じています。 また、「Fate/EXTRA」のラニ√に登場する強敵バーサーカー(何クェイドなんだ?)も演じており、管理人は今も昔も大好きな声優さんの一人です。
パッケージ
表側
裏側
パッケージのイラストからにじみ出るエアラクニッドちゃんの危険性可愛さ!蜘蛛女って本当に良い文明。
柚姐の蜘蛛女最高DEATH!(cv岩田風)
箱から出した状態
AMシリーズのブラインドパッケージの物ではお約束の段ボール梱包から本体、アームズマイクロン、シール、説明書を取り出します。
本体とローターは分けられて同じ袋に入ってます。
塗装は最低限の塗装で、海外版(PRIME Robots in Disguise)よりも塗装箇所が少ないという歴代の日本版の中でも珍しい仕様。代わりにシールを張り付けていきます。
※このレビューではシールはアームズマイクロンのエネルゴンクリスタル内のエンブレムのシールのみ張ります。
アームズマイクロン
ランナー状態で入っており、エネルゴンクリスタルのみ別色で成型。
何気にエネルゴンクリスタルのランナーのつけ方の芸が細かく、初めてAMシリーズに触れたときには「バンダイの多色成型技術に対してこう対抗するのか!」と驚きました。
ちなみにアームズマイクロンシリーズの担当はかつてのゾイドブロックスを担当されていた方らしく、ライガーゼロファルコンやレオストライカーが好きな管理人にとっては懐かしさを感じました。管理人はネオブロックス登場前の方が好きだったり(ディスペロウやレオゲーターなど)
脱線しましたが続き
シール
シールはエアラクニッド本体に張り付けるものとアームズマイクロンのイダに張り付けるものとドレスアップ用のものが1枚にまとめられています。
今回はエネルゴンクリスタル用の①を使用します。
エアラクニッド(AIRACHNID)
ロボットモード
手はともかく足もかなり細いです。ハイヒールで重心が後ろ気味なので自立させるのが最初は手間取ります。
手と足は細身のシルエットです。また、腰も細身に造形されてますが、後述のAM版で追加された腰部ジョイントともとからあったビークルモードのガワで細身に見えにくいところがネック。胸部もバストはありますが、AM版での特徴であるシール利用による塗装削減で成型色のみになってしまい、メリハリがついてないのでのっぺりしているように見えます。
(その点ではライバルのAM版アーシーは塗装により胸部がいい感じに盛り上がって見えます)
ロボットモード後方
本編では背中に足が6本付いていますが(蜘蛛じゃなかったのかよ)、画像のようにビークルモード時のローターが変形した3本の足と申し訳程度に足の後方が変形した2本の計5本の足がついてます。
ローターは取り外して後述のAMシリーズで追加された腰マイクロン用ジョイントに挿しなおし、もう一体用意したエアラクニッドのローターを流用することで劇中同様の背中から生えた6歩足を再現できますが、足の長さが足りないので移動形態は再現できそうにないです。(現在、エアラクニッドを2体所持してないので写真は割愛)
エアラクニッド、トランスフォ~ムゥ!
背中のガワを押し上げて肩の装甲で胸部をカバーし、足を変形すればだいたい変形完了です。
ロボット→ビークル、ビークル→ロボットの変形時に最も気を遣うのが肩の関節。他のTFと異なり、異様に細いです。そのため、元からロックの固い肩を力任せに変形させようとすると肩の根本からポッキリ逝く可能性があります。
ビークルモード
第17話でアーシーの援護に現れたファウラー捜査官の戦闘ヘリをスキャンし、このビークルモードを手に入れました。
ビークルモード側面
海外版(Robots in Disguise)からの形状の変更点としてローター下にジェットエンジンのようなディテールとマイクロンジョイントが追加されました。
※マイクロンジョイントはマイクロン三部作の物とは全く異なるので注意
コクピットはキャノピーが開閉可能なため展開可能。
シートがパープルピンクなのは後頭部に造形されているため。頭部の集光ギミック用にクリアパーツになっていますが、これが思わぬ弊害を生むことに・・・
ちなみにシートは首がボールジョイントなので微妙に動かすことができます。(ちょっと楽しい)
イダ
アームズマイクロンはマイクロン三部作のマイクロンと異なり、第三勢力の新種族だったり、ユニクロンの細胞ではなく、地球を訪れたトランスフォーマーの武器がエネルゴンによって変化したという設定。
オートボット側はキャラクターの名前を省略した名前
ディセプティコン側は動物や昆虫などの生物の名前を省略したもの
例)蜘蛛→スパイダー→イダ
といった命名法のようです。
日本版「プライム」の「アームズマイクロン劇場」やアイキャッチでは柚木涼香さんが声優を務めています。
ここで紹介するイダは先ほど例に挙げた通り蜘蛛型のアームズマイクロンです。
ビーストモード
強引に8歩足を表現しています。
ウェポンモード
二枚刃のカッターのようです。エネルゴンクリスタルは緑の六角形。
海外版の武器と差し替えで封入されましたが、海外版の武器とは似ても似つかない武器です。
ディセプティコンビーコンのノジとテラーコン クリフジャンパーのジダと合体してスーパーコンボウェポンのルナティックチェーンソーになります。
それでは
アームズアップ!
手に空いているジョイントには持たせられないので肩に取り付けました。
刃先が相手に届いてないような・・・
強引に手に持たせたところ。
両手持ちの武器のようですが、完全に顔が隠れてしまいます。
ビークルモードに取り付けたところ。
ギャラクシーフォースのライブコンボイみたいにヘリの側面に装備が出っ張ってるのはかっこいいですが、本体の半分くらいも大きい武器が側面についていると墜落する気が(震)
追加のジョイントに取り付けようとすると完全にローターと干渉しますorz
アームズマイクロンを持て余してる感が半端ないです(苦笑)
海外版の武器なら両手に取り付けられたとは言ってはいけない
「ネバネバ攻撃」
ローターを手のジョイントに挿すことでネバネバ攻撃に・・・見えませんね()
因縁の相手、AMシリーズのアーシーと
「懸垂が上手ねェ~最近の娘はスタイルいいものねェ~いいこと教えてあげる💛昔は、蜘蛛女はヒロインだったのよ!ねぇ知ってた?ねぇ知ってた?オーケー大丈夫痛くないよ。ホラホラ。ぴーーーー。うぅんとってもカワイイと思うよ!」
「何やっちゃんてんのよジャック!アタシの宇宙船燃やしちゃって!まだローン残ってんのy責任とってちょうだい!結婚する?ねぇどうするぅ~?」
「見つけたぞまっコラ!ぶっこわぁす!アームズアップ」
「やめてよして触らないでェ」
「ぶっこわぁす!(振りかぶる)」
「アレ?なにこれ?ハンマーが、動かネェェェェ!」
「アカが付くから(ニヤリ)」
「ヌァニィ!」
「あんたなんて嫌いよ!」
「ビビデバビデブー!」
以上、トランスフォーマープライム AMシリーズよりAM-18 エアラクニッドでした。
柚姐の蜘蛛女で、本編のキャラの濃さと可愛さ+マジキチ度、そして玩具の出来が悪いと評判で、トランスフォーマープライムにハマり、トランスフォーマー熱に再燃してから欲しくて欲しくて堪らなかった一品。友人と秋葉原を回ったときにたまたま新品2,000円でおつりがくる値段設定のお店を発見し、即購入となりました。
玩具の出来は他のプライム系と比べて少し劣りますが、プライム系のディセプティコンの中でもノックアウトに次いで好きなキャラだったので購入してよかったです。
本当に柚姐の蜘蛛女は最高!
やっぱりAmazonでもAM版のエアラクニッドは人気のあるプライム系ではお安めの様子。だが私はそこが気に入った!